Monthly Archives: October 2017

サンプル公開:クリスティアン・アルザッティ「ジョンソン博士の猫(Dr. Johnson’s Cat)」

「6/0」サンプル試し読み。最後は、英語原作の作品です。

クリスティアン・アルザッティさんの「ジョンソン博士の猫(Dr. Johnson’s Cat)」は、18世紀のイギリスに実在する人物を題材にしたショートストーリー。

歴史の一場面をコミカルに描いた力作、ぜひ作家本人のコメントと共にお楽しみ下さい。(試し読みは日本語翻訳のみ、冊子では英・日両方お楽しみ頂けます)

 

 

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クリスティアン・アルザッティ「ジョンソン博士の猫(Dr. Johnson’s Cat)」
試し読みPDF
※見開き、最初の6ページ(タイトル、イラスト+本文1ページ目、本文2−3ページ目)

 

◇「ジョンソン博士の猫(Dr.Johnson’s Cat)」 クリスティアン アルザッティ(Cristian Alzati)

サミュエル・ジョンソン博士は、初の包括的な英語辞書の著者として知られる人物です。そして、飼っていた猫のホッジを可愛がっていたことでも有名です。ホッジと博士の仲はあまりに有名で、今も博士の家のあったロンドンのガウ広場には、ホッジの銅像が立っているくらいです。

ジョンソン博士の著作のファンだったこと、また、私たちが当たり前のように親しんでいる”文学”というものの存在しない世界を寓話として描いてみたい……という思いをずっと持っていました。「猫語というひとつの言語による新しい世界」という発想は、昨今広がりつつあるグローバリズムと、それが文化や伝統に与える影響を比喩的に表現しています。

こんな不思議な状況にもかかわらず、我らがジョンソンは、猫の肉球による文字がすべての文化を統合できる!という信念を持てるほどの、楽観的な人物だったりします。そう簡単に、事は運ぶのでしょうか。どうぞ博士の冒険をお楽しみ下さい!

 

クリスティアン・アルザッティ「ジョンソン博士の猫(Dr. Johnson’s Cat)」
試し読みPDF
※見開き、最初の6ページ(タイトル、イラスト+本文1ページ目、本文2−3ページ目)

サンプル公開:太田衣緒「ジョージア」

小さな物語集「6/0 – 六つの無限空間」のサンプルページ公開、第五弾。
古川さん、根津さんに続き、舞台のために文章を書いていらっしゃる太田衣緒さんの作品です。

作品が各方面で高い評価を受け、数々の戯曲賞を受賞されていらっしゃる太田さん。今回の作品は、「善良な戦士」というお芝居の1シーンを切り取ったもの、とのことです。淡々と進んでいく主人公たちの会話の中にも、夏の夕暮れの空気感や、小さな心の動きが繊細ににじみ出ていて、ついついその世界に入り込んでしまいます。

こちらもぜひ、作家のコメントとともに、ぜひお楽しみ下さい。

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太田衣緒「ジョージア」
試し読みPDF
※見開き、最初の6ページ(タイトル、イラスト+本文1ページ目、本文2−3ページ目)

◇「ジョージア」 太田衣緒

恥ずかしながら、「ZINE」という言葉を初めて聞いた。
たなかさんから説明や見本を見せて頂いたけれど、ハッキリ言って出来上がった物を見るまで謎に包まれている。
ですから、私自身、完成をとても楽しみにしています。

今回書かせて頂いた物語は、数年前に上演した「善良な戦士」という芝居のある部分を書き直し、再構築したものです。
芝居の中で缶コーヒーを飲んでいるのですが、
そう言えば、「差し入れ何が良い?」と聞かれ、「ジョージアの無糖と微糖と加糖をケースでお願いします」と言った。
私の調べが甘かったのかもしれないが、当時、無糖と微糖と加糖の三拍子が揃っているのはジョージアだけだったから。
そして稽古から本番まで、毎日ジョージアを飲んでいた。
何故か演出の私まで。

太田衣緒「ジョージア」
試し読みPDF
※見開き、最初の6ページ(タイトル、イラスト+本文1ページ目、本文2−3ページ目)