Monthly Archives: September 2017

サンプル公開:古川大輔「海の底から、さようなら」

小さな物語集「6/0 – 六つの無限空間」のサンプルページ公開。
二話目は、東日本大震災を題材にした書き下ろしの戯曲です。

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古川大輔「海の底から、さようなら」
試し読みPDF
※見開き、最初の6ページ(タイトル、イラスト+本文1ページ目、本文2−3ページ目)

この物語の作家・古川大輔さんは、劇団「机上風景」の主宰として、心に強い印象を残す物語を数多く作ってこられました。今回の作品も、海の底からメッセージを送る主人公の静かなモノローグが、心を打ちます。

古川さんの寄せてくださったメッセージはこちら。

◇「海の底から、さようなら」 古川大輔

東日本大震災で亡くなられた方々へ。この戯曲がほんの少しでも弔いになれば幸いです。

古川大輔「海の底から、さようなら」
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※見開き、最初の6ページ(タイトル、イラスト+本文1ページ目、本文2−3ページ目)

 

サンプル公開:かんのゆうこ「木曜館にて」

小さな物語集「6/0 – 六つの無限空間」の中身を少し覗いてみたい…という声にお答えして、今週より、各話のサンプルページを順々に公開いたします。

一話目は、かんのゆうこ「木曜館にて」。
作家ご本人のコメントとともに、静謐なファンタジーの世界をお楽しみください。

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かんのゆうこ「木曜館にて」
試し読みPDF
※見開き、最初の6ページ(タイトル、イラスト+本文1ページ目、本文2−3ページ目)

『木曜館にて』 かんのゆうこ

「 « Ce qui embellit le désert, dit le petit prince, c’est qu’il cache un puits quelque part… »
(王子さまが言った。『砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているからだよ……』)(『Le petit prince』より)

地上に見えている大きな樹は、土の下にある見えない根に支えられているように、目に見える世界(外的世界)は、見えない世界(内的世界)によって支えられている気がします。

『星の王子さま』や『夜間飛行』、『人間の大地』などの著者であるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリも、「目には見えないもの」の大切さに生涯こだわり続けた作家と言えるでしょう。
今回書いた『木曜館にて』という掌編は、私の短編連作集『とびらの向こうに』(岩崎書店)の中に収録されている『木曜館』のスピンオフになります。作中ではオマージュを込めて童話『星の王子さま』をモチーフとして使いました。

この物語が、胸の奥でひっそりと輝いている「見えない井戸」 を思い出すひとつのきっかけになれば、うれしい限りです。」

かんのゆうこ「木曜館にて」
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※見開き、最初の6ページ(タイトル、イラスト+本文1ページ目、本文2−3ページ目)